最近コンビにでも見かけるようになった、黒糖焼酎。実は、奄美大島でしか作られていないって、知っていましたが?
今回は、ますます人気の黒糖焼酎を堪能するため、お勧め酒造を4つ紹介します。

魅力あふれる黒糖焼酎の世界

黒糖焼酎の原料になる黒糖とは、サトウキビの絞り汁を煮詰めて作るだけの甘味料で、不純物が多いため、独特のコクが生まれます。
このコクが奄美大島の黒糖焼酎の最大の売りなんです。
同じ、サトウキビを使ったリキュールとしてはラム酒が有名ですが、確かに奄美大島の黒糖焼酎はラム酒やウィスキーといった、洋酒の香りがします。

奄美大島酒造

まず紹介するのが、黒糖焼酎の酒造の中でも、最もコアなファンがいることで有名な、奄美大島酒造です。
空港から大島中心部の名瀬に行くまでに、大きな目立つ看板が出ています。見学に行って、見落とすことはまずありません。
名酒『高倉』は、焼酎の概念が覆るような逸品で、焼酎とは思えない芳醇な香りが立ち込めます。

奄美大島開運酒造

次に紹介するのは、黒糖焼酎で最も有名な銘柄「れんと」を生み出した、奄美大島開運酒造です。
この「れんと」というお酒は、なんと熟成中にクラシックを聞かせることで、まろやかな味わいを出しているそうです。酒造りは奥が深いですね。

町田酒造

そして、黒糖焼酎の人気を「れんと」と共に作り上げてきた町田酒造です。
「里の曙」は、いまやコンビニでも手に入る人気の黒糖焼酎。
クセがなく、飲みやすいことが特徴で、黒糖焼酎ブームの火付け役となった銘柄です。

渡商店(大島食糧株式会社)

最後に一つだけ、独特の歴史を持つ酒造を紹介します。
渡商店酒造は、もともと大島食糧株式会社という老舗企業の、一部門でした。ここが2015年に解散することを受けて、酒造部門が独立して生まれたのが渡酒造です。
本土ではほとんどなじみのない、『緋寒桜』など奄美大島独自の銘柄を出し続けており、島民には親しまれている酒造です。
クセは強いですが、黒糖そのものの風味を残した焼酎が有名で、島の中心部名瀬から一番近い酒造ですので、観光にも持ってこいです。

黒糖焼酎をお土産に

いかがでしたか。
酒造めぐりの醍醐味は、作りたてのお酒を試飲できるところです。奄美大島でしか味わえない逸品をお土産にすれば、喜ばれること間違いなしです。
黒糖焼酎には意外なことに糖分が含まれておらず、体にもいいといわれています。
お車の運転がある方は、くれぐれも飲まないようにしてくださいね。
地場産業保護の規制があるため、黒糖焼酎は奄美大島だけでしか製造を許されていません。
黒糖焼酎めぐりは、奄美大島の真の姿を発見できる旅かも知れませんよ。

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